原石から大御所まで

芸人について書いていきたいとおもいます。

若き一流漫才師『ミキ』|芸風と感想


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みなさまお気づきだろうか?

 

『ミキ』の漫才は、しゃべくり漫才特有の勢いで押していくスタイルにみえて、実は間合いがうまく、勢いがありながら余裕のある演出が可能だということに。

 

間合いがうまいという芸人をあげろと急にいわれても、頭のなかでは、サンドウィッチマン、ナイツ、中川家など、数組くらいしかおもいつかないなか、『ミキ』の名前も浮かぶ。

 

また、漫才のなかにさまざまなテクニックを、盛り込んであり、研鑽と工夫が、彼らの年齢をして「大御所の漫才師」の風格をたずさえている。

 

こんかい二回目は『ミキ』をご紹介したい。

 

 

ミキのプロフィール

 

結成/2012年

所属事務所/よしもとクリエイティブ・エージェンシー

スタイル/漫才

 

ツッコミ担当:昂生(こうせい)

誕生日/1986年4月13日生まれ(1986年4月13日生まれ)

出身地/京都府

身長/165cm

血液型/O型

趣味/ディズニーリゾート旅行

 

ボケ担当:亜生(あせい)

誕生日/1988年7月22日(1988年7月22日生まれ)

出身地/京都府

身長/173cm

血液型/A型

特徴/潔癖症

[同期]

アイロンヘッド

 

ミキ考察

 

二人の漫才は、派手さや、突飛さがなく、非常にクラシックなしゃべくり漫才であり、そういったスタイルで芸をしてきたひとびとをさかのぼれば、かなり昔の漫才師もあげられる。

 

王道を進み、王道を極めんとする、ミキのしゃべくり漫才に対してのリスペクトを感じる。

 

芸風としては、兄の昂生さんの話の進行を、弟の亜生さんが引き止め、怒りのピークを迎えた昂生さんが、亜生さんに大声でツッコミをいれる。

 

と、こう書いてみるとシンプルなスタイルだと感じるだろうが、見所は怒ったときの昂生さんが、ソフトなことばをつかって、逆にボケ役のような存在に様変わりする部分がおもしろい。

 

亜生さんが歌を歌うコンセプトの漫才で、「ラララ」と歌うのだが、昂生さんから「ラ」が多いとツッコミがはいったさい、「ラララララララララ」とますます長くする亜生さんに対して、昂生さんが「もう、もとには戻れないの?」

 

と、ツッコむ。

 

また、二人はたまに、はたき漫才もはいるけれど、そこでは、はたき芸を兄弟のノリのじゃれあいという解釈に昇華して、みている人間に不快感を与えないのもポイントだ。

 

(はたき漫才のあとは観客をなごませる)

 

漫才のなかに、観客が不愉快になるコンセプトのネタをいれないし、世代ならでわの情報もコネタにいれるなど、インパクトのあるしゃべくり漫才でありながら、どこか上品さを感じさせる漫才となっている。

 

漫才のうまさ、観客への配慮など、さまざまな観点からみて、彼らのパフォーマンスは一流であり、現状は昂生さんのツッコミの威力と、間合いのとり方のうまさが目立つ。

 

弟の亜生さんのボケが、ヒートアップして、ツッコミをやるというコンセプトも、兄弟である設定に絶妙にマッチしている。

 

柔らかいボケ方、愛嬌のあるボケ方で、熱の入る昂生さんの対極的存在として、漫才全体の雰囲気を和ませていく。

 

 

終わりに

 

『ミキ』の漫才をはじめてみたのは「カレーパンマンが登場する」ネタで、カレーパンマンを解説する昂生さんの熱がはいった姿が印象的だった。

 

おそらく、彼らがテレビに出演しはじめた当初ではないだろうか?

 

最初の印象は「うまい!若いのにこんなうまい二人がおるんか」

 

だった。

 

彼らの漫才がクラシックであると書いたが、それはすなわち、どの年齢層がみても通用する漫才であるということだ。

 

ゆめじいとし×きみこいしのお二方世代~現在の若者までに精通した漫才をやる。

 

この二人は絶対今後、テレビ出演が決まるだろうと考えていたら、当初は「青空レストラン」、最近はよくテレビで彼らの姿をみかけるようになった。

 

最近の漫才は非常にレベルが高く、ライバルも多いことだろうが、こんご彼らのしゃべくり漫才がどこまで、進化をとげていくのか楽しみである。

 

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