原石から大御所まで

芸人について書いていきたいとおもいます。

貫禄の若手漫才師『霜降り明星』|超一流へのカウントダウン!|芸風と感想

みなさまお気づきだろうか? 霜降り明星の漫才は、非常に上品で、観客との距離をどこまでも計算にいれた、年齢からは想像できないほどの一流漫才をしていることに。 「うまい」彼らの漫才を初めてみて、月並みに感じたことが、いくつもの作品をみるごとに、…

時代とともに、ピン芸人『小島よしお』|芸風と感想

みなさまお気づきだろうか? 『小島よしお』の芸が流行った時期というのが、ちょうど、奇抜さを纏う芸と、実力派漫才の二つの道の分かれ道にさしかかっていたことに。 時代的にも2000年代初頭は、就職氷河期にあたる時代であった。 氷川きよしの「やだねった…

チグハグなやりとりが面白い、女性漫才コンビ『尼神インター』|芸風と感想

みなさまお気きだろうか? 『尼神インター』のネタは、ちょいウザ系女子と、ちょい悪系男子の会話形式というコミカルな展開をみせるのだが、その裏には、女性ならではの繊細なドラマが存在することに。 コンビの二人は女性であり、片方が男性役、片方が女性…

電撃漫才師、『カミナリ』|芸風と感想

みなさまお気づきだろうか? 『カミナリ』の漫才といえば、ドキッとしてしまうほどの強烈なツッコミが目立つけれど、ボケとツッコミが一緒に楽しむ仕組みになっていることを。 まず初見では、その芸風に目をうばわれがちとなるのだが、いくつものネタをみて…

奇才コント師『チョコレートプラネット』の世界|芸風と感想

みなさまお気づきだろうか? 『チョコレートプラネット』の漫才やコントの最大の持ち味は「ジレンマ」であり、観客は常に゛暖簾に腕押し゛状態で見いってしまうことに。 片方の善意が、まったく悪意のない主観によって、さえぎられ、押しても、ついても、本…

『サンドウィッチマン』の功績がすごい|芸風と感想

みなさまお気づきだろうか? 2007年にM1で優勝を果たしたのち、『サンドウィッチマン』の漫才やコントは、進化を続け、もはや、芸術と呼んでも差し支えないほどに中身が充実していることを。 個人的に、漫才史に影響を与えた、偉大なコンビをあげるとすると…

笑いのニューウェーブ、漫才師『和牛』|芸風と感想

みなさまお気づきだろうか? 『和牛』の漫才は、ピン芸と、コンビ芸を融合させた新しいスタイルのお笑いだということに。 彼らの漫才をみて、独自の笑いの起点が生じるのは、従来までの「ボケに対するツッコミ」とは異なる、「ピン芸をおもわせるボケに、示…

誰もが一度はハマってしまうピン芸人『ヒロシ』|芸風と感想

お気づきだろうか? おなじみ「ヒロシです」からはじまる『ヒロシ』の芸風は自身を悲観しているようにみせて、だれしもが抱く孤独の代弁を行う部分に、根強い人気があるということを。 ヒロシさん自身が継続的立場にないことを意識しているような内容を口に…

理不尽と笑いは紙一重?怒涛の漫才師『かまいたち』|芸風と感想

みなさまお気づきだろうか? 『かまいたち』の漫才の特徴である、観客が一瞬後ずさりしたくなるほどの、゛理不尽な主張を繰り広げる゛背景には、理不尽さというものが、ロジカルに解体してしまった場合、滑稽さという笑いが生まれるというメッセージが隠され…

緊張感と解放感のコンボ、コント師『バイきんぐ』|芸風と感想

みなさまお気づきだろうか? 『バイきんぐ』のコントは、一見小峠さんの刺激的な、ことばのツッコミによりコントが展開しているように感じるが、実際の流れは西村さんのボケが醸し出す閉塞感を、小峠さんが、観客に代わり打破していく内容であることを。 コ…

若き一流漫才師『ミキ』|芸風と感想

みなさまお気づきだろうか? 『ミキ』の漫才は、しゃべくり漫才特有の勢いで押していくスタイルにみえて、実は間合いがうまく、勢いがありながら余裕のある演出が可能だということに。 間合いがうまいという芸人をあげろと急にいわれても、頭のなかでは、サ…

天才サンドウィッチマン|大御所になっても進化し続ける|芸風と感想

みなさまお気づきだろうか? サンドウィッチマンの漫才やコントはネタとして、「ちょい悪」要素を取り入れることはあるが、人が不快感を覚えることばは決して使わずに漫才を成立させている。 相方をはたいたりせず、ネタ事態も、こちらがまるで日常会話を聞…